サービス

用地評価から長期運用まで、事業開発のケイパビリティ

アナレマは、用地評価から燃料サプライチェーン構築、サプライヤー調整、EPC・試運転、そして長期運用まで、森林起点のバイオマス事業開発を一貫して支援します。

こんな方々に価値を提供します

森林事業者・森林組合: 低質材にも安定した契約買い手が生まれ、長期の引き取りによって間伐事業の収益がより見通しやすくなります。

製材所: 樹皮やおが屑、端材が廃棄コストではなく収益源になります。近隣への熱供給は、乾燥など製材工場の稼働も支えます。

自治体: 森林整備が公的予算だけでなく、エネルギー収益によっても支えられます。地域のプラントは雇用や地域のレジリエンスにも寄与します。

熱需要者: 近隣の産業や施設は、予測可能な地域産の熱を利用できます。この熱は遠隔の系統ではなく、地域に根ざしたサプライチェーンから供給されます。

投資家・パートナー: 各プロジェクトは小規模・反復可能な単位で構成され、着工前に燃料調達を確保します。大規模なバイオマス事業と比べて、燃料リスクと許認可の複雑さの両方を抑えられます。

用地の特定・評価

プロジェクトを具体化する前段階として、候補地を特定し、林業の集荷圏、アクセス、現地条件に照らして評価します。

燃料・用地スクリーニング

その用地で見込める木材量やアクセス、林業活動の実態が、多様な燃料に対応できるCHPユニットを長期的に支えられるかを評価します。

燃料サプライチェーンの構築

林業の素材生産者、間伐事業者、製材所との間に持続的な地域供給関係を構築し、その場限りではない安定した燃料の流れをつくります。

サプライヤー調整

プロジェクトに材を供給する林業事業者、土場、製材所の間の物流、納入スケジュール、材の仕様を調整します。

電力・規制対応

系統連系、各種許認可、そして森林由来のバイオマス事業を進める上で必要な地域の規制対応を管理します。

EPC・試運転

CHPユニットおよび敷地インフラの設計・調達・建設を調整し、起動・試運転まで一貫して対応します。

技術の適合

画一的な仕様ではなく、その現場の実際の燃料特性と熱・電力需要に合わせて、コンテナ型ガス化CHPシステムを選定・適合させます。

長期運用サポート

少人数体制と遠隔監視を前提としたユニットに合わせ、試運転後の継続的な監視、保守調整、性能サポートを行います。

事業開発サポート

構想段階から稼働資産に至るまで、プロジェクトのスケジュール、関係者、必要書類を組み立てます。

01 — 用地・事業性評価

プロジェクト着手前に、候補地の特定と用地・林業の集荷圏・アクセスの評価を行います。

チップ化と乾燥の工程 ―― 丸太から発電機に入る燃料へ(イメージ)

02 — 許認可・契約

系統連系、各種許認可、プロジェクトの推進に必要な地域の規制対応を管理します。

03 — 燃料サプライチェーン契約

林業のサプライヤーや製材所との供給契約を構築し、その場限りではない契約済みの燃料の流れを確保します。

04 — EPC・試運転

CHPユニットの設計・調達・建設を調整し、起動・試運転まで対応します。

05 — 運用・燃料物流

稼働開始後は、継続的なO&M、燃料物流、監視を支援します。

産業向けの契約熱供給

以下すべての数字の単位

御社の土地に、1ブロック

LiPRO HKW300を3基カスケードで連結し、CFD乾燥機1基とムービングフロア燃料ヤード1基を組み合わせた構成です。

300kWe
発電(定格)
発電機定格値 ―― 以下の内部自家消費4%のみを差し引きます。
696kWth
熱出力(設置)
85〜100℃の温水。
約2,304MWh-e
年間発電量
系統向け正味。発電量 約2,400のうち内部自家消費 約4%を除く。
452kWth
熱(供給可能)
設置696kWthから乾燥用の自家消費35%を差し引いた供給可能量。
約3,600t/年
年間チップ量
生材換算、含水率およそ50%。
約0.25〜0.4ha
設置面積

参考構成。数値はメーカー仕様と当社の公開モデルに基づく設計値であり、稼働中プラントの実測値ではありません。用地確定済み・進行中の案件はありません。本参考構成は3基構成であり、10基構成のデータセンター向けブロックとは別の構成です。

LiPRO HKW300 の内部 ―― 熱電併給ユニットの機器構成(メーカー公式資料)
出典:LiPRO メーカー公式資料

当社は、A重油の有効熱コストのおよそ半分で木質熱を供給します。初期投資ゼロのESCO型です。油側はおよそ¥14/kWh_th(A重油 ¥132.4/L ÷ 9.45 kWh_th/L の試算)で、御社の数字は診断のなかで算出します。油価より安い熱量単価でお支払いいただき、既存の油ボイラーはバックアップとして残します。信頼性が当社だけに依存することはありません。

適合の判断は単純です。およそ100℃の温水、その供給可能熱およそ452kWth(設置696kWthから燃料乾燥分を差し引いた供給可能量)。食品加工、醸造、クリーニング、施設園芸、養殖、そして温泉の負荷に向きます。判断の要は、温度と通年の負荷が合うかどうかです。成立の最小ラインは、恒常でおよそ150kWの熱から。1基で約151kWthを供給し、それ未満では、より小さなボイラーが適します。

適合は負荷によって変わります。温泉や旅館は、夜間と季節で強く変動する需要曲線を持ち、館内のクリーニングはそれとは別の、より一定した負荷で、当社のおよそ90〜100℃の温水が直接適合します。名目上のピークではなく、御社の実際の需要プロファイルに合わせてブロックを設計します。

設置は目立たない設計です。チップの搬入は週数回程度の落ち着いた頻度で、燃料ヤードとブロックは、ホストまたは隣接の用地の、来客動線から離れた場所に配置します。

保守は、サービス契約のもとでメーカーの研修を受けた技術者が行います。既存の油ボイラーはバックアップとして残るため、熱源は二系統になりますが、お支払いは実際に使う木質熱の分のみで、信頼性が当社だけに依存することはありません。契約は期間・解約条件・設備の所有を最初に明記し、仮にアナレマが事業を継続できなくなった場合でも、熱供給契約と設備には譲渡条項を設けます。

規模感としては、Scope 1で年間 約1,040t-CO2の削減(試算例)。証書ではなく、実際の地域材によるものです。

数字は上記の前提を置いた試算例です。プロセス熱の実名の導入事例はまだ保有していません。訴求は価格と適合で成り立ち、御社ご自身の油代に対して数字を算出します。